パイプカット手術を終えたら、もう一度先生から説明がある。
第一声に先生は言った
『お疲れ様でした無事手術は成功しました』
そう医療ドラマなんかでよく聞くあれだ
一命を取り留める事ができ、家族がその言葉に安堵の表情と先生への感謝を伝えるシーンが頭をよぎる
が、今は自分の精管をカットし精子を封じ込める事に成功したという意味で使われる言葉であるw
まだ左玉から下腹部に痛みが残る中自分は感謝の言葉を口にした。
手術後の説明
①手術当日はアルコール禁止。
②手術当日はシャワーも入浴も禁止、シャワーは翌日、傷の部分を洗ったり入浴などは1週間後から。
③手術当日は事務仕事は可能、肉体労働などは3日程控える。スポーツは1週間後から。
④性交渉は1週間後から。
また手術後の傷口の管理としてシャワー後に傷口に薬を塗ってくださいという事で塗り薬、そして抗生剤に加え痛みが出た時は間隔をあけて飲んでという感じで鎮痛剤を貰いました。
そして手術から1ヶ月後に精管に精子がもう残ってないか調べるので、それまでに5回位射精してもらってから精子を当院に送ってくれという事で専用の容器も貰ったけど。。
う~ん専用の容器ではあるけど・・・弁当に入ってる醤油入れみたい。
輸送時にキャップが開いてしまったら色んな意味で他の郵便物ももらい事故だなとか考えてクスッとしてしまうw
精子が残っているか結果をメールで送るので、結果が分かるまでは性交渉の時は念のためゴムをしてねと。
先生からの説明を終えお会計時に受付の方や手術時に対応(剃毛)してもらった看護師さんからオススメの飲食店なんかを教えてもらい
『美味しいものがいっぱいあるんで、今度はお酒飲める時にまた旅行なんかで来てみてね』
と優しい言葉まで頂き、本当に終始和気藹々と言ったら変かも知れないけどそれくらい和やかな雰囲気でパイプカット手術を終える事ができた。
まったく知らない土地でパイプカット手術という未知の手術をする事に少なからず不安な気持ちもあっただけに、手術が無事に終わった事もそうだけど対応してもらった方々が凄い親切、そして温かかっただけに
またのんびりとこの土地に来たいなぁと思いながら左下腹部が痛くてうんちもらした様な歩き方でへっこへっこと駅へと歩く自分。
まさか
この後電車内で意識を失いかける事態になろうとはこの時は知る由もなかったのである...